脂質異常症(高脂血症)
コレステロールや中性脂肪が高い!!
と言われたことはないですか?
コレステロールや中性脂肪が過剰な状態を脂質異常症(高脂血症)と言います。
コレステロールは、善玉(HDL)コレステロールと悪玉(LDL)コレステロールがあります。
悪玉コレステロールが高い状態を放置しておくと、血管にコレステロールがたまり、血管が狭くなったり、
詰まったりします。
これが、心臓で起これば、狭心症、心筋梗塞になります。脳で起これば、脳梗塞になり、突然死に至ることもあります。
なので、悪玉コレステロールの管理は特に重要です。
脂質異常症の原因
心当たりのある方は、是非、改善して下さい。
脂質異常症の管理目標
悪玉(LDL)コレステロール | 140mg/dl未満 |
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善玉(HDL)コレステロール | 40mg/dl以上 |
中性脂肪 | 150mg/dl未満 |
*ただし、LDLC値は、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞の既往や高血圧、糖尿病などの危険因子の有無により、上記とは異なります。
治療・・・基本は、食事・運動療法
①食事療法
揚げ物(フライ、とんかつなど)など油が多く使われている食品や、コレステロールを多く含む食品、
例えば、卵黄、魚卵(いくらなど)、イカ、タコ、エビ、肉の脂身、
乳製品(バター、生クリーム、牛乳など)といった食品は、控えましょう。
- コレステロール値を上げる食品
- ・脂身の多い肉
・スナック菓子
・卵黄
・チョコレート
・即席麺
・バターやチーズなどの乳脂肪分、これらの加工食品 - コレステロール値を下げる食品
- ・青背の魚
・大豆製品
・海藻類
・適量の植物油(やし油と落花生油を除く)
・野菜
食物繊維を多く含むものや青魚、大豆製品、油ならオリーブオイルなどの植物油が、おすすめです。
②運動療法
無理のない軽度な運動で、1日30分程度のウオーキングがおすすめです。
ただし、体調により調整が必要です。また、他の病気がある方は、運動療法が逆効果となることがあるので、必ず主治医に相談して下さい。
③薬物療法
食事・運動療法で、コントロールが困難な場合は、薬での治療になります。
脂質の管理を行い、健康な生活を送りましょう!!
気になっている方は、お気軽にご相談下さい。